W108の局番表示

グリーンシャトル仕様のW代車中一台だけいる変な車両、W108を紹介します。このW108、なぜか前面・後面の局番プレートが他の車両と逆に取り付けられています。おそらく納入当初から逆に取り付けられているものと思われますが、理由等は不明です。
↑前面に取り付けられる局番プレートは不透明(茶色)なのが本来の姿。↑W108の前面はなぜか透明のプレート。これは本来後面に取り付けられているものです。
↑こちらは後面本来の姿。伝統的な透明のプレートとなっています。W108の後面。前面に取り付けられるはずのものが取り付けられています。

この前面に表示するタイプの局番プレートはW代車より登場したものですが、前面のみ不透明(茶色)なのはプレート両面に局番を記載し運転席からでも確認できるように配慮されたものではないかと思われます。

たまたまうっかりなのか、それとも意図的(試験的?)に取り付けられたのかは全く分かりませんが、このW108はグリーンエコー用にされてからもプレートは逆のままとなっており、除籍となる最後まで、その特徴的な姿を見ることが出来ました。

←グリーンエコー用となっても局番に変化は無いままです。

余談ですが、W108のほかに特徴ある車両としてローマ字表記なしの行先方向幕を取り付けていたW113が挙げられますが、こちらは平成6年ごろにローマ字表記のあるものに交換されてしまいました
検査や清掃時に予備品交換方式としていたようで、これ以外にもV代車にW代車の幕が付くなど、たまに方向幕の異なる車両はありましたが、最終的に方向幕そのもののデザインが統一され、このような形態自体、現在では見られなくなりました。

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