車体


基本的なデザインは6000系列をベースとしながら、斬新さとスマートさを強調するため、前頭形状は額縁スタイルとしている。当初は前面窓を平面とする予定であったが、設計段階で中へこみ感を無くすためにR10000程度の曲面が持たせられた。
側面は流動感あるデザインとして裾部を絞り込んだ形状となり、東急線内の限界寸法内に収められている。また、側窓は技術的に天地方向への寸法拡大が可能となり、営団で初めて一段下降窓が採用された。

B修繕車(#6次車組み込み) CH車(#6次車なし)

【1】CT1

【1】CT1

【2】M1

【2】M1

【3】T3

【3】M2'

【4】M1

【4】M1

【5】Mc2

【5】Mc2

【6】Tc1

【6】Tc1

【7】T2

【7】T2

【8】M1

【8】M1/Mc1

【9】M2

【9】M2

【10】CT2

【10】CT2


・次車による差異

【1次車】

昭和56年に投入した8000系の初グループ。当初より冷房準備車として登場した。

(8102−2002.11)

【2次車】

昭和57年の半蔵門延伸時に増備されたグループ。

1次車と比べ客用側引戸の窓が拡大されているのが目立つ変更点となっている。

(8107−2002.11)

このほか目立たない点では屋根のRが異なっており、正面行先表示窓上部から屋根にかけての処理に違いが見られる。

サイドから見ると中央部にかけてのRが異なる事が判る。

(8006/8008−2008.10)

【3次車】

昭和62年に増備された車両。

1,2次車との違いは主にドア周りで、床置きであったドアエンジンが3次車より鴨居設置となり、0x系のような一定の速度で開閉する機構に改められている。

このほかIRアンテナの形状変更やATC用インバータが搭載されなくなるなどの差異がある。

(8113−2002.12)

3次車のうち第12〜14編成は、一時的に東西線で使用されることを前提にツーハンドル運転台で製造された。

05系が投入されるまでの2年程度東西線で使用され、その後ワンハンドルマスコン化改造などが行われ、正式に半蔵門線仕様として転入した形となる。

冷房化は東西線在籍時に行われたが、同系列が東西線初の冷房車となった。

(第13編成−2003.02)

【4次車】

三越前延伸の平成元年に増備された。

3次車までは冷房準備車(現在は全車冷房化済)であったが、4次車より新製冷房車となっている。

この為屋根上の換気口が省略されており、屋根上がすっきりとした。

また側扉のガラス支持方法が0x系列の初期で使用されている金属押さえのタイプとなっているほか、床敷物もフットラインの入ったものが採用されるなど、全体的に0x系の思想が入っているのが大きな特徴となっている。

(8119−2002.12)

4次車からは3次車で見られたスポット溶接の跡がなくなり、製造方法にも改良が加えられたものと推測される。

(手前:3次車 / 奥:4次車−2008.10)

【5次車】

平成2年の水天宮前延伸時に増備された車両。

全体的には4次車を踏襲しているが、車内表示器、車外スピーカの設置に加え自動放送装置を標準搭載しており、サービス機器においては完全に0x系と同様の水準に引き上げられた。

号車表示札も従来ステッカーであったが、5次車よりプレートになっている。

また、路線識別帯が従来のアルミ板を貼り付けるタイプからフィルム状のものへ変更されている。

延伸用増備車であるため、第10編成1本のみの製造にとどまった。

(8110−2002.12)

1,2次車で見られた正面上部から屋根にかけてのRの違いは5次車でも異なっている。両サイドから中央にかけては1次車と2次車を足したような形状となっているのが判る。

【6次車】

全車10両編成化用の中間車として平成6年に増備された。

車体は0x系と同様の押出形材の組立によるもので、同じ20m車である05系をベースにしたと言われている。

行先表示はLED式、インテリアデザインは9000系に準じたものとなっており、側扉も引き込まれ防止として複層ガラスを用いた拡大窓のドアが採用されている。

(8702−2002.11)