21 号車表示・標記


・号車表示

1〜4次車では号車表示は向かって最左端のドア右脇にステッカー貼りされている。

当初8000系を含めた営団の在来車は号車表示がなく、後から掲出されたものであるが、その関係で他線区を含め在来車は掲出位置がほぼ統一されており、それに倣っている。

(8212−2008.10)

5次車では向かって最右端のドア右脇に、ラインカラーをベースにしたアルミ製の号車プレートが掲出されている。
これは製造時期として0系の流れが反映されており、材質、色、掲出位置を0系と揃えて設計された為と考えられる。

ただし、高さについてはドア枠上面と面一で在来車に合わせてあり、厳密には0系とは位置が異なっている。

(8310−2002.12)

6次車の場合も5次車と同様、最右端ドアの右脇に掲出されている。

高さは5次車と異なりドアのガラス上面と面一にされており、0系と全く同じ位置になっている。

5次車ではB修時に号車表示がステッカー化された(後述)が、6次車についてはB修後もプレートのままとなっている。

(8705−2021.06)

在来車についてはB修後、掲出位置に変化はないがステッカーの背景色がラインカラーに変更された。

(8903−2008.10)

プレートであった5次車もB修時に他の編成と同様のステッカーへ変更している。

ただし、従来のプレートを撤去した場所に貼り付けている為、掲出位置は変わっておらず、他編成とは位置が反対のままになっている。

(8810−2021.06)

 

【5次車の号車表示】

社紋の項でも触れているが、5次車は最右端ドアの右側に号車プレートを掲出していた関係で、東京メトロ移行時に先頭車のメトロマークの掲出位置と車掌側の号車表示が重なり、号車表示の掲出位置を変更した経緯がある。

当初車掌側の戸袋に掲出されていた号車プレートをメトロ移行に際し撤去、側引戸を挟んだ左側へのステッカー貼りに変更した。
この為、B修施工により全車ステッカーに変更されるまでの間、第10編成は両先頭車の車掌側号車表示のみがステッカーになっている変則的な形態となっていた。

(左下:営団時代の8010。車掌側の戸袋にプレートの号車表示があった−2003.03)
(右下:メトロ化後の8010。号車表示がステッカーになり位置が変更された−2008.10)

 


・号車表示の詳細

1〜4次車の号車ステッカー。

在来車は統一してステッカーの背景色が群青色になっている。

(8008−2008.10)

5次車の号車プレート。

背景色はラインカラーになっている。

(8210−2008.10)

6次車の号車プレート。

背景色はラインカラーだが、色が落ちている車両が多い。

(左:8705/右:8601−2021.08)

B修車の号車ステッカー。

背景色はラインカラーに変更されており、08系と意匠が合わせられている。

(8718−2021.06)

5次車B修車の車椅子スペース部分。

5次車である第10編成では号車掲出位置が他の編成と反転している関係で、第3,第9車両では号車ステッカーと車椅子ステッカーが同一箇所に掲出されている。

他の編成では掲出位置が異なる為見られない。

(8910−2021.02)

 

・弱冷房車ステッカー


第2車両は弱冷房車になっており、各扉上部にステッカーが貼られている。

(8219−2008.10)
弱冷房車のステッカーは2017年頃から英字表記が追加された。

(8209−2021.05)