簡易運転台
8000系には車両基地内で分割運転ができるよう、編成中に簡易運転台の装備、または可搬式簡易運転台に対応した設備が設けられている。
簡易運転台装備(対応)車は“c”で表され、第01編成〜09編成の未更新車においては第5車両の2端、第6,8車両各1端の3箇所、第10編成〜19編成においては第5車両の2端、第6車両の1端の2箇所に装備され、5両ごとに分割できるようになっている。
初期車のみ第8車両にも簡易運転台が存在しているが、8両編成時代(3+5で分割)の名残である。
1,2次車の場合、簡易運転台を持つ側の妻部片側(2側)に運転用の灯具が設けられており、外観から装備車両である事が判別できる。
3次車以降は簡易運転台の機器を可搬式とし、車両には搭載しない設計に改められた為、灯具を含めた簡易運転台の装備は1,2次車にしか存在しない。
(8504−2009.04)
車内より。
(8508−2009.05)
ただし、前述の理由により第8車両のみに関しては簡易運転台を使用する必要が無いため、簡易運転台機能自体が撤去されている可能性がある。
蓋を止めているビスについては車両により差があり、同編成内においても取付本数が異なっている。
(8507−2009.02)