グリーンシャトルを隠す方法いろいろ

グリーンシャトル仕様車が運用の都合上一般路線の運用に就く場合、愛称板とヘッドマークを隠すことになっていますが、隠す方法は車両によって微妙に異なっています。
今回は各車におけるカバーについて取り上げてみたいと思います。

ヘッドマークの隠し方
基本的にはM代車から使用されてきた方式を踏襲して、局紋の書かれた布製のカバーをマークの上からかぶせています。
取付方法はW代車〜Z代車共通だと思われますが、C代車に関してはヘッドマークと車体との間にカバーを取り付けるような隙間がほとんど無いため、その辺りはあまり考慮なかったもの思われます。
カバーをかけた状態(左) 車体に直接取り付けられているC代車のマーク(右)にカバーを掛けるのは少々コツがいりそうです。
愛称板の隠し方
愛称板の隠し方もM代車から使用されている方法を踏襲し、C代車までは黒い布カバーを愛称板の上から掛けています。
取り付け方については車両によって異なりバラエティに富んでいます。なおF代車以降は愛称板が行灯でなくなった為このような布カバーは使用されなくなりました。
W代車
W代車の場合、愛称板左側、中央、右側の角のそれぞれ上下計6箇所に突起がでており、この部分に取り付け穴のあいたカバーを掛けるようになっています。

X代車
X代車には愛称板表面に8箇所の取り付け台座があり、ボタン止めのカバーを取り付けるようになっています。一番安定した方法ですが、カバーの耐久性に問題がありそうですね。

Z代車

Z代車の場合は、上下5箇所づつ系10箇所のカバー取り付け部分があり、X代車と同様のボタン止め方式をとっています。
余談ですがZ代車の前面HMカバーは黒いものが納入時に付けられてきたようで、取り付けた姿が
独特です。


C代車
C代車の場合愛称板の上側に4箇所、下側に2箇所カバーを掛ける突起があり、W代車と同様の方法でカバーを掛けるようになっています。
ここへきてW代車の方式になるとは意外です。

F代車
F代車では愛称板からシールに簡略されたため、一般路線運用時には板のような物を設置されている台座に差し込む方法が採られています。
この方式はF代車のみとなった事もあってか、今のところカバーを付けた姿は確認した事がありません。

H代車以降
H代以降は完全な愛称板になっています。この為一般運用時にはこの板を外す(または裏返す)という方法で対処しています。
なお、当初からリーンシャトル用として投入された日野車では愛称板の裏側は車体色のままとなっていますが、元々一般用として投入された三菱車の場合、裏側は当初使用していた「ノンステップバス」の表示となっています。

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