「外ほろ」ともいわれる連結面への転落を防ぐ為の「転落防止ほろ」は、営団では90年代から設置をすすめていたが、8000系では2001年頃から全編成に設置された。
現在では新しいタイプ(後述)へ変更されており、統一した形態のものが取り付けられているが、当初設置されたものには以下の3種類が存在した。
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【1】従来車のタイプ
第05編成を除くすべての編成の1~5次車に取り付けられた。
雨どい部分にステンレス製と思われるベース部材を取り付け、そこにU字型をしたゴム部材を取り付ける構成になっている。
同じ構体を持つ6000,7000系も同様の構造になっている。
(車号不明-2002.12)
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【2】6次車のタイプ
0系の構体をもつ6次車では、転落防止ほろも0系で使用されているものが取り付けられている。
アルミ製のベース部材が取り付けられており、そこに板状のゴムを差し込んでいる。
左側が6次車、右側が従来車でその違いがわかる。
(8602,8502間-2002.12)
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【3】第05編成のタイプ
第05編成に限っては、試験の為か他とは異なる転落防止ほろが取り付けられていた。
ゴムもU字型で在来車のタイプとほぼ同じ構造をしているが、上下寸法が短く、03系がごく初期に取り付けていたものに似ている。
6次車にも同じタイプが取り付けられている。
(8605,8505間-2002.12)
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第05編成の転落防止ほろはB修後もそのまま残されていた。
(車号不明-2012.12)
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【IRアンテナ部分】
IRアンテナが取り付けられている第3車両とその両端に連結される第2、第4車両にはアンテナへの干渉に配慮してか寸法の短いものが取り付けられている。
(8212,8312間-2008.10)
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2012年度より出場したB修車からは転落防止ほろの更新が始まった。
2014年頃からは既に出場したB修車も対象となり、令和3年現在では全車同じタイプへの統一が完了している。
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転落防止ほろの更新を最初に実施したB修車、第12編成の妻部。
雨どいと転落防止ほろのベース部が一体になっている。
以降他編成にも同様のものが取り付けらるようになったが、対象は1~5次車のみで6次車に関しては従来の形状と変わっていない。
(8912,8012間-2013.03)
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形状が雨どいと一体になっている以外、基本的な構造は6次車が取り付けているものとほぼ同じで、ゴム部分も板状のものをベースに差し込む形態となっている。
(8112,8212間-2013.03)
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IRアンテナのある部分。
(8312,8412間-2013.03)
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2012年度以前に出場したB修車についても、2014年頃から転落防止ほろの更新が行われ、現在は全編成、形態が揃えられている。
1編成のみ特殊なタイプを取り付けていた第05編成もこのタイプに更新され、このタイミングで6次車(8605,8705号車)も他の6次車と同じものに変更された。
(8705,8805間-2021.02)
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