38 非常扉


正面部分には地下鉄線内での非常時に備え、避難用の非常扉が取り付けられている。

千代田線の6000系、有楽町線の7000系、そしてこの8000系はいずれも非常扉部分には窓が設けられていないが、これは扉部分の裏側が階段状になっており、開くと昇降通路となるように設計されている為である。

この部分にはアクセントとして営団の紋章、通称「Sマーク」が取り付けられていたが、東京メトロ移行に伴い、現在は同社のコーポレートマークである「ハートM」が掲出されている。

(8118−2003.01)

非常扉部分を客室側から見ると、乗務員用の鞄置きや防護設備が設けられた内扉が取り付けられていることが判る。
階段状になった非常扉本体はこの中にあり、通常はその姿を見ることはできない。

(8009−2021.02)

内扉を開いたところ。

(参考:6000系モックアップ/地下鉄博物館−2008.10)