方向幕対照表

昭和33年〜

簡易方向幕に当初採用されたものは日本語表示のみで、「回送」、「渋谷」が「廻送」「澁谷」といった表記になっている。

01
 
02
試運転
03
廻 送
04
 
05
澁 谷
06
浅 草
07
上 野
08
銀 座
09
新 橋
10
三越前
11
末広町
12
 

昭和39年頃〜

東京オリンピック開催に伴い営団全線の方向幕が英字表記の入ったものに改められた。回送や渋谷などはこの時に表記が変更されている。
同時に、かつて渡り線があった経緯からか入れられていた「末広町」のコマは、既に渡り線設備も無かった為このタイミングで削除されたようである。

丸ノ内分岐線用のものは100形時代は英字表記の無い時代が存在したが、2000形へ設置した物は時期的に当初から英字表記入りであったと推測される。また、短区間運転のために回送や試運転などが入れられていなかったものと考えられる。

(銀座線)

01  
02 試運転/TRIAL RUN
03 回 送/DEAD HEAD
04  
05 渋 谷/SHIBUYA
06 浅 草/ASAKUSA
07 上 野/UENO
08 銀 座/GINZA
09 新 橋/SHIMBASHI
10 三越前/MITSUKOSHIMAE
11  

(丸ノ内分岐線)

01  
02 方南町/HONANCHO
03 中野坂上/NAKANO-SAKAUE
04 中野富士見町/NAKANO-FUJIMICHO
05  

昭和49年頃〜

大型方向幕に交換されたものは紺地の幕面となった。英字表記については一時的なものとの考えか再び省略され、丸ノ内分岐線用と共通となっている点が特筆される。04まで空白が続くが、丸ノ内線のコマを入れる計画があったのか等、理由については定かではない。

分岐線のコマがリバース幕(06コマ)になっているタイプが大多数を占めるが、中野坂上と方南町が独立し、回送・試運転幕が赤地となっている導入初期のタイプが僅かに存在する。
おおよそ昭和50年前後までに大型化された車両についてはこの初期タイプが採用されていたと思われるが、途中からリバース幕入りの後期タイプに交換されている場合もあり、車号ごとの特定については難しいところがある。特に丸ノ内線用の車両については実用面からも交換されていた傾向が強かったものと思われる。

01   01  
02   02  
03   03  
04   04  
05
中野富士見町
05
中野富士見町
06
南町 坂上
  中野
06
中野坂上
07   07
方南町
08   08  
09
試運転
09
試運転
10
回 送
10
回 送
11   11  
12
渋 谷
12
渋 谷
13
浅 草
13
浅 草
14
上 野
14
上 野
15
銀 座
15
銀 座
16
新 橋
16
新 橋
17
三越前
17
三越前
18   18  

(参考)01系/昭和58年〜

01系からは新たに赤坂見附、虎ノ門、神田(溜池山王開業時まで)のコマが設定されている。
溜池山王開業時には字幕の入れ替えが行われ、溜池山王の追加、神田を削除すると共に実用的な順序に並びかえられた。

01系は表示装置の設定上の都合で14コマまでしか対応していない。

01
試運転
01
試運転
02
回 送
02
回 送
03
渋 谷
03
渋 谷
04
赤坂見附
04
上 野
05
新 橋
05
浅 草
06
銀 座
06
赤坂見附
07
三 越 前
07
溜池山王
08
神 田
08
虎 ノ 門
09
上 野
09
新 橋
10
浅 草
10
銀 座
11
11
三 越 前
12   12  
13   13  
14   14