まだ不明な部分もありますが、現時点で判明している限りの花火ライナー全列車の記録です。
歴代の花火ライナーについて、充当編成・運行番号・ヘッドマーク等の情報を分かる範囲でできる限りまとめました。
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丸ノ内線内では各車1箇所のみドアを開閉する。各駅にはプラカードを掲げた職員により乗車位置の案内が行われた。 | |
Sマークのハッピ姿の職員
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歴代花火ライナーの概要 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平成4(1992)年 |
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記念すべき最初の運行は平成4年で、本年より花火ライナーの歴史がスタートした。 車体は装飾が行われ、各車の中央扉向かって左側戸袋に愛称と花火や夜空をイメージさせる抽象的なデザインのステッカーが貼り付けられた。 ヘッドマークは、1号では花火の星をイラストにより1つ描いたタイプが使用された。 |
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1星タイプ/黒背景 | 1星タイプ/青背景 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2号では、電球の点滅により花火の爆発の様子を再現する、非常に凝ったヘッドマークが取り付けられた。 この“電球点滅タイプ”についても色味の違いで2種類あり、1号車が青系、6号車が赤系のものとなっている。 |
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複雑な点滅を行っていた電球点滅によるヘッドマーク。青系と赤系の2種類があり、画像は赤系。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3号では、1号で使用されたイラストと同じイメージのもので花火が3星になった豪華なものが使用された。 このタイプについてもデザインが微妙に異なっており、星の尾が細いタイプが1号車に、太いタイプが6号車に取り付けられた。 |
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3星タイプ/星の尾が細いタイプ
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3星タイプ/星の尾が太いタイプ
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ヘッドマークの一部は運行が終了した現在でも保管されているようで、鉄道関係の展覧会や地下鉄博物館の企画展で見る事ができる可能性がある。
特別展 天空ノ鉄道物語(2019年)
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平成5(1993)年 |
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前年と比べ停車駅が変更となり、銀座線内も通過運転を行うように改められた。 ヘッドマークについては、前年ではある程度デザインと車両を揃えていたが、本年では2号、3号では前後でデザインが異なったものが取り付けられた。
また、前面行先表示器に「花火ライナー/浅草ゆき」の愛称(固定交互)表示を行うようになった。 車体装飾については、1号と3号は車体全体に大きな巴模様のデザインが貼り付けられ、非常にインパクトのある姿になった。
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平成6(1994)年 |
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停車駅に変更はないが、運転時刻が前年より短縮された。これは旧型車の置き換えと保安装置の更新によりスピードアップが実施された為と考えられる。 前面行先表示器に「花火ライナー/浅草ゆき」の愛称(固定交互)表示に加え、列車の案内をスクロール表示するようになった。 表示内容は「花火ライナー/浅草ゆき/この電車は、花火ライナー○号 浅草ゆき For Asakusa」 ヘッドマーク:表示器のアニメーションが変更 車体装飾については、窓ガラスに朝顔やかき氷などのイラストが貼り付けられた。
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平成7(1995)年 |
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運転時間が再び変更され、若干後ろ倒しになっている。 ヘッドマークについては、1号・2号は例年登場している1星タイプと3星タイプ、大型のLED表示器の3種類である。 なお、1星タイプは1号車が青背景、6号車が黒背景のものである。 車体装飾については、乗務員室背後の戸袋に大型のステッカーが貼り付けられたほか、あじさい・星座などをモチーフにしたイラストが貼り付けられている。
開催記念柄のメトロカードは毎年発売されていたが、本年に限っては花火ライナーの写真も掲載された。 |
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平成8(1996)年 |
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時刻は若干の変更があるがほぼ同じ。運転時分が全体で2分ほど延びている。 ヘッドマーク:1星タイプは1号車が黒背景、6号車が青背景のものであり、昨年までと逆転した。 車体装飾については、窓ガラスにかき氷、あじさい、うちわ等のイラストが貼り付けられている。 また、本年は発車に際し荻窪駅で発車式が行われ、1号発車時に1日駅長によるテープカットが行われた。
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平成9(1997)年 |
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運転時間は昨年と同様となっている。 行先表示は駅名のみの表示であり、愛称表示やスクロール表示は行わなかった。 これは本年の花火大会が雨天により翌日に延期された関係で、表示器のプログラム書き換えを取りやめた(または当日限定で書き換えの予定であった為に翌日には通常の内容に戻された)のではないかと推測される。 ヘッドマーク:2号で使用されたものはLEDとホログラム調のパネルにより水面と花火をイメージしたもので、前後ででデザインが異なっている。
黄字の側のデザイン(実際の画像がないためイメージ) 車体装飾については、窓ガラスにイラストが貼り付けられている。 2号に用いられた34編成のみ、乗務員室背後の戸袋に愛称をデザインしたステッカーが貼り付けけられた。
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【華火ライナー】 |
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本年より新たに「東京湾大花火祭」の開催に伴った装飾列車「華火ライナー」が銀座線・日比谷線・有楽町線の3路線で行われるようになった。 銀座線においてはヘッドマークの取り付けや装飾を施した列車を、通常の運用に組み込んで運行した。 装飾については花火ライナーで使用していた編成(1編成)を装飾そのままに充当し、ヘッドマークについても花火ライナーで使用しているものの愛称名のうち、「花」を「華」に変更したものを取り付けて運転した。
ヘッドマーク(実際の画像がないためイメージ) ヘッドマーク:花火ライナー2号で使用したもので、赤字の側が1号車、黄字の側が6号車となっている。 なお、花火大会自体は強風の影響により中止となった。 |
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平成10(1998)年 |
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運転時間:前年と比べ若干後ろ倒しになっている。また、停車駅が見直され、前年に開業した溜池山王より銀座線内は各駅停車となった。 行先表示は再びスクロール表示となった。 ヘッドマーク:2号で使用されたものはLEDとホログラム調のパネルで水面と花火をデザインしたもので、同イメージながら前後でデザインが異なっている。 車体装飾については、窓ガラスにイあじさい・風鈴などのラストが貼り付けられている。
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【華火ライナー】 |
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東京湾大花火祭の開催に伴う「華火ライナー」については本年も日比谷・有楽町線と共に運転され、銀座線においてはヘッドマークの取り付けや装飾等、内容については前年と同様の流れとなり、運行についても通常の運用に組み込まれた。 装飾については花火ライナーで使用していた編成(1編成)を装飾そのままに充当し、ヘッドマークについても花火ライナーで使用しているものの愛称名のうち、「花」を「華」に変更したものを取り付けて運転した。 ヘッドマーク:花火ライナー2号で使用したもので、赤字の側が1号車、黄字の側が6号車となっており、昨年と同様である。 |
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平成11(1999)年 |
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運転時間:本年の列車は例年と違う部分がいくつかあり、最大の特徴は1本のみの運転となった点である。 行先表示:不明 ヘッドマーク:1星タイプの愛称名から号数を取ったものを使用した。1号車が黒背景、6号車が青背景のものである。 車体装飾については、窓ガラスに花火をモチーフにしたイラストが貼り付けらたほか、乗務員室背後の戸袋に「花火LINER」の愛称つきイラストが貼りつけられた。 なお、本年に限ったものとして、開催一週間前の7月25日に花火ライナーの試乗会が行われている。メトロニュース等からの抽選を含めた160名が招待された。 |
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【華火ライナー】 |
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東京湾大花火祭の開催に伴う「華火ライナー」については本年も日比谷・有楽町線と共に運転され、内容については前年とほぼ同様のものとなっており、運行についても通常の運用に組み込まれた。 装飾については花火ライナーで使用した編成(1編成)をそのまま使用している。ヘッドマークについても前年の華火ライナーのものを本年も使用している。 ヘッドマーク:前年赤字の側が1号車、黄字の側が6号車となっており、昨年と同様である。 |
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本年をもって花火ライナー(直通列車)、華火ライナー共に運行を終了した。
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【謝辞】一部編成については車警定位さんよりヘッドマークや充当編成の情報を頂いています