日本橋駅


日本橋駅には現在1体が設置されている。

銀座駅への設置後、日本橋駅においても地上出入口上屋改修に際し設置される事になり、当初は銀座駅と同様に各出入口の袖部に置かれていた。
元々設置された数については分からず、新聞の報道では7体あったとも記されているが、実際は3体〜多くとも5体程度が設置されていたのではないかと考えられる。

現在は改札前に場所を移しているが、これは1967(昭和42)年、駅出入口を再び改修した際に移設されたものと推測される。
この際、現在とは異なる改札口に設置されていた事も確認されており、当初複数の改札口に置かれ、後年別の駅や施設に再び移設されたのではないかと考えられる。

2019(令和元)年には駅改良工事に伴って一時的に撤去されたが、現在は再び同地点に設置されている。

 

首のサインは銀座駅のものとは異なり「SUEO KASAGI.」と大文字表記になっている。
イニシャルのSとKが他より僅かに大きい点も特徴である。

台座部分には解説が設置されているが、内容は銀座駅のものである為
移設年の解説は現状とは一致していないと考えられる。

 

当時の駅出入口の図面、右端の袖部に彫刻と「マーキュリー像」の文字が記されているのが分かる。

 

設置個所

【1】日本橋交差点改札

   

駅改良工事完了後も同地点に置かれるものと思われる

2020(令和2)年1月撮影


高島屋方面改札にもかつて像が設置されていた事が判明しており、昭和50年代後半の時点では画像中央の柱前にマーキュリーの姿があった。

 

 

もどる