
大手町駅には2体が存在し、1966(昭和41)年、東西線の開通に際して整備された通路の階段部分に、対になる形で設置されている。
駅設置のものでは銀座駅以外で唯一の初期制作分となる像が置かれており、これは昭和39年に銀座駅のマーキュリー像が整理された際のものを移設した為ではないかと推測される。
2013年より改良工事により一時的に撤去されていたが、2017年より再び同じ場所に設置され、ガラスケースの中に展示されるような形で置かれている。
経年等何らかの事由によるものと思われるが、へこみ傷などで像が変形しており、特に東端の像は頭部に大きな変形が見られる。

首のサインは小文字。銀座駅と同じ初期制作分である。

台座部分には解説が設置されているが、内容は銀座駅のものである為移設年の記述は現状とは一致していないと考えられる。
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