メトロカードアーカイブ


23 新春記念

新春記念カードは発売年の1988年から発売されている。
前年の年末から発売される為、内容は翌年(1988年発売分は1989年)のデザインとなり、1995年発売分(1996年のデザイン)まで年末年始恒例の記念柄としてPRされていた。

メインのデザインは干支をモチーフにしたものとなっているが、1993(平成5)年柄からの3年間はこれとは別にデザインを増やし計2種での発売が行われ、全体として11種が発売された。

縁起物としてのイメージか殆どの物は表面や文字に箔押し状の特別な加工が施されている点が特徴となっている。

 
【1】新春記念/干支

1989年 干支「巳」

初めて発売された1989年のデザインはホログラムを使用している。

1990年 干支「午」

ウマのイラストと日の出。本年からは券面全体が泊加工されている。

発売期間:1989年12月25日〜1990年1月24日 / 発行枚数4万枚。

1991年 干支「未」

ヒツジのぬいぐるみ。

1990年12月25日発売

1992年 干支「申」

日の出とサル。

1993年 干支「酉」/牧進

本年より日本画家による干支のデザインに切り替わった。

また、デザインが絵画作品になったことで券面の箔加工はなくなり、題字のみ箔加工になった。

1994年 干支「戌」/堀文子

1995年 干支「亥」/栗原幸彦

本年のみ題字が「初春」となっている。

1996年 干支「子」/西野陽一
 

 

 

 

【2】新春記念/招福七福神・寅さん


1993(平成5)年柄から3年間は以下のデザインも発売された。
販売数との兼ね合いか、発売年によって内容が異なっており、1993年、1995年は「招福七福神」と呼ばれる七福神のデザイン、1994年は映画とのタイアップのデザインとなっている。

また、1996年は干支デザインのみでこのタイプは発売されていない。

 

1993年 「招福七福神」

本年より新春記念カードのデザインが2枚発売となり、招福七福神の人形を使用したものが発売された。

干支と異なりこちらは従来の新春記念のような券面の箔加工がなされている。

1994年 「寅さんのお正月」

本年のみ同時期に公開された映画とのタイアップとなっており、台紙には当該作品の映画館割引券がついていた。

俳優が用いられている新春デザインは唯一のものとなる。

1995年 「招福七福神」

再び招福七福神となり、券面の箔加工もなされたものとなった。

 

 



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